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サロマ湖100kmウルトラマラソン レース攻略アドバイス


※アドバイスとプロフィールは、2007年3月に取材した時点のものです。

サロマンブルーメンバー 斎藤 安弘さん プロフィール
斎藤 安弘さん(神奈川県)

サロマ湖100kmの初参加は89年。これまで14回完走。2006年はサロマも含めウルトラマラソン10レースに出場。トレードマークはヘッドパラソルだ。

最後の決め手は「精神力」

斎藤 安弘さん ランニング写真小学生のときにバレーボールを始め、社会人になってからは実業団チームにも所属。35歳までの25年間、バレーボール一筋だった斎藤さん。
「運動をやめてから体重がどんどん増えて、このままじゃいかんと思って…」と、走り始めたのは38歳のときだった。
その年に河口湖マラソンを4時間10分で完走。何回かフルを完走した後、40歳でサロマ湖100km(89年第4回大会)にチャレンジ。ウルトラデビューを果たす。しかし、50kmでリタイヤ。ジープに収容される結末に。初戦は苦い味だったが、気が付けばすでにランニング歴21年。今ではフルマラソン85回、ウルトラはサロマの14回完走を含め127回の出場歴をもつ大ベテランだ。

斎藤さんの最近の練習内容を簡単に紹介しよう。
「平日は終業後に10km、週末は厚木の自宅から宮ケ瀬湖まで往復約50km、マラニックペースで走っています。練習できない日もあり月間200kmを目標にしていますが、理想は300kmですね。私の場合、これだけの距離を走れば心の支えになりますから。」
走るだけではない。筋トレも必須メニューに加えている。
「会社の体育館にある器具を使い、走る前に30分。腹筋、背筋、腕。さらにスクワットを200回。筋力が衰えると故障にもつながりますからね。故障防止の意味も込めて、筋トレは走らないときでも必ずやるようにしています。」

ここで、レース攻略アドバイス。実は、斎藤さんのサロマ出場は2006年までで18回を数えるが、そのうちリタイヤが4回ある。初戦では気温が低く、膝を痛めたのが原因だが、それ以外は暑さによるものだという。
「暑さに弱いんですよ。暑いとすぐに気力が萎えてしまう。70km地点で脱水、リタイヤということもありましたね。」
サロマは涼しくて快適。そう考えている人がいたら、そういった先入観は捨てた方がよさそうだ。
斎藤さんがレースで実践している暑さ対策を聞いてみた。
「日差しを直接浴びると体力を消耗しますよね。だから肌の露出が多くなるランニングシャツは着ません。Tシャツにハーフタイツが私のレースウエア。暑ければ袖をまくってノースリーブに調整します。また、首筋をカバーするためのネッククーラーも必需品。それにもう一品忘れてならないのがキャップ代わりのヘッドパラソル。風通しもいいし、直射日光を遮ってくれる。雨のときは文字通りの傘になりますから、レースには欠かせない逸品ですね。今国内で手に入らないのが難点ですが(笑)。」
加えて寒さ対策についても一言。
「レース終盤、ワッカに入ってからは寒くなることも多いので、体に着けるビニール袋、必ず携帯します。」

そして、リタイヤの経験から補給についても慎重だ。
「5km毎の給水はもちろん、給食も空腹を覚える前、早め早めにバナナやチョコレート、飴を摂るようにしています。それからウエストポーチに必ず入れているのが塩昆布。スーパーの惣菜売り場にある乾燥したもので、舐めているとトローッと溶けて美味しい。ミネラルも含んでいるので塩分補給にオススメですね。」
しかし、レースのために準備万端整えたとしても、それがすべてではない。完走するための最後の砦となるのは精神力だと斎藤さんは話す。
「ダメだと思ったらそこで終わり。でも、そこで我慢すればまた回復の波が来て、走る気力が出てくるものなんです。苦しくなっても決してあきらめないこと。そういうときは同じようなペースの人を見つけて並走し、話しかけるといいですよ。頑張ろうとか、ゴールしたら美味しいビールを飲みましょう、とかね(笑)。これがほんとに効くんですよ。」

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